カンボジアのレコーディング事情

カンボジアって録音できるスタジオがあるの?という方も多いと思いますが、実はあるんです。

スタジオはカンボジア人経営のローカルスタジオから、外国人が経営するスタジオまで様々ですが、相場は1時間あたり15〜20ドルとリーズナブル。老舗のスタジオでは、曲の録音から吹き替え、映画の製作までこなすマルチなスタジオもあります。ということで、今回クライアントさん(NGO)の依頼でアニメーションを製作するにあたり、プノンペンの中心地(St.63)にある老舗スタジオにて声の録音をしてきました!

 

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スタジオの名前は「TAN TAN」。カンボジアの音楽業界では有名な老舗スタジオです!

 

今回はアニメーションに出てくるキャラクターの声の収録。カンボジアでは声優という職業があまり認知されておらず、プロの声優をされている方はほんのわずかで、名前もほとんど知られていません。なので、今回声優として登場したのはクライアントさんのスタッフ(笑)。しかも、人数はキャラクター11人に対してたったの4人。一人2〜3役をこなすという超ハイレベルな収録となりました。

「キャラクターによって声を変えてください」という注文をするも、なかなか叶わず。そんな中、アクシデントが発生。。なんと、スタジオのPCが故障(笑)

システムエンジニアと名乗るおじさんが登場し、PCを分解しながら修理が始まり、収録はストップ。かれこれ1時間ほどPCが直るのを待ち収録を再開するも、やはり画面がいきなりシャットダウン!この後再び修理をし、最終的には代わりのPCを用意して収録を再開。なんとかすべてのセリフを収録することができました。

日本ではあまり起こらない事件かと思いますが、これもカンボジアということで、いろいろと勉強になった収録でした。

今回のアニメーションは2017年2月頃完成予定です!ぜひお楽しみに。

 

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