NPO法人サイド・バイ・サイド・インターナショナルがプノンペン赤十字支部で行った応急手当・路上安全講習会の中で、『ワッティーの一次救命処置(Basic Life Support)普及の動画』を上映して頂きました。
カンボジアでは、心肺蘇生法などの一次救命処置のやり方が普及していません。
もし、溺れたり事故があって、心臓が一時的に止まったとしても、逆さにして揺らしたり、踵を噛むなど、医学的根拠がない民間療法が、いまだに浸透していたりしています。
心臓マッサージのような心肺蘇生法のやり方を知らないだけではなく、存在自体の認知ありません。
だから、胸を強く押してマッサージをしているのを見ると、逆に危害を加えているように見え、止められてしまうこともあるようです。
そこで、2018年にソーシャルコンパスは、NPO法人ジャパンハートの医師や救急救命士の方々の協力のもと、ワッティーが一次救命処置の大切さを啓発する動画を作成しました。
心肺蘇生法のやり方はもちろん、一次救命処置の大切さを伝えることをコンセプトにした動画です。
とはいえ、広がらない。
FacebookやYouTubeに公開はしましたが、なかなか動画が思うように広がらないのが実情だったりするのです。
だから、今回のような医療系の支援を行なっているNPO法人が行っている講習会で、この動画が上映してもらえることが、嬉しくて嬉しくて仕方がないのです!
NPO法人サイド・バイ・サイド・インターナショナルは、日本や海外で、貧困や災害その他の困難な状況に直面している人々の生活向上のために、
人道的支援活動を展開するNPOです。
病院の医療従事者のための訓練や、救急車の支援などをやっています。
そんなNPOが行うイベントの中で上映して見てもらう方が、YouTubeやfacebookで『なんとく』流し見をしてもらうより、価値があるんじゃないかと思うのです。
ワッティーのアニメーションも、医療系・環境問題・交通安全など多岐にわたります。
是非、カンボジアで何かイベントをやる際や、コミュニケーションのお供に使っていただけると、嬉しいです。