コー島への訪問に続き、3月11日にはカンダール州にあるウドンハウスと公立小学校へお邪魔してきました。
ウドンハウスとは、元JICAシニアボランティアの楠川富子さんが支援されている保健室のこと。楠川さんは日本で40年間も看護師をされていたベテラン看護師さん!2006年にJICAシニアボランティアとしてカンボジアに渡り、任期終了後も継続的に衛生教育や栄養指導をされています。
カンボジアでは保健衛生教育がまだまだ普及しておらず、健康に必要な知識がないために子どもが死んでしまうケースが多々あります。
こうした状況を改善するため、まずは適度な運動で基礎体力を付けてもらいたい!そんな想いのもと、今回は楠川さんが支援されているカンダール州の小学校でワッティーが子どもたちと一緒にクメール体操を行いました!
カンボジアの小学校では体育の時間になると、体操着として上下セットのサッカーユニフォームを着用します。この日は校長先生のはからいもあり、全員きっちりユニフォーム姿でスタンバイ!(でも実際は、経済的に体操着を用意できない子もいるので、制服のまま体育に参加する子も多々あり。)
最初はワッティーの登場に困惑の色をみせていた子どもたち。でも、一度体操を始めると、だんだんと笑顔が溢れて…最終的にはこのとおり(笑)
ワッティーを初めて見る子には「チンチョ!(クメール語で「ヤモリ」の意味)」と揶揄されながらも、なんとか体操を踊ることができました。
クメール体操キャラバン史上最も多いのでは?というほど多くの子どもたちと一緒に体操をさせていただきました。
(ウドンハウス。写真右上が楠川さん)
(今回は公立小学校2校へ訪問。こちらの写真は2校目)
そして、なんと今回の活動はカンボジアのローカル紙「コホッサンテピアップ(平和の島)」に掲載されました。カンボジア国内では比較的シェアの高い新聞なので、多くの人に活動を知ってもらう機会になったかな…?
(2016年3月15日付け。筆者撮影)
カンボジアの保健衛生に関する教材はだんだんと増えつつありますが、まだまだ十分ではありません。子どもたちが運動をもっと身近に感じて、習慣としてクメール体操をしてくれることを祈りつつ、引き続き頑張っていきたいと思います!
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