第四回AsiAnimationワークショップ


SocialCompassの中村です。
今まで3回に渡って国際交流基金アジアセンターとカンボジア文化芸術省と共にを行ってきた「AsiAnimation」も、いよいよ最後の第四回目。今回はメンターとして、アニメーション監督の春日森春木が日本からカンボジアへ来てワークショップを行いました。

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そして、カンボジア文化・芸術省のブンタ氏のお力添えもあり、大変光栄なことに文化・芸術大臣自らも見学に来て頂きました!大臣自ら来て頂いたということもあり、カンボジアのテレビメディアなどの取材も6社来て貰え、とても注目度の高いイベントになったのではないかと思います!
ワークショップ参加者も我々で選別したのにも関わらず50名近くの高校生・大学生が集まり、かなり教室もいっぱいいっぱい!カンボジアの気温と学生たちのアニメへの思いで熱気で灼熱なひと時でした。

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今回のワークショップのメンターをして頂いた春日森監督は元々私が昔働いていたDLEというアニメーション会社時代の先輩。今はフリーで、現在放映中の「ざっくりTV」や「ケロロ軍曹」、「漫画太郎の珍遊記」の監督業などをしている一線級のアニメーション監督です。

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春日森監督は初・東南アジア。(今回のために期限が切れていたパスポートを再取得して頂きました!)
今回のワークショップ内容は、演出や監督をやる上でとても大切な「絵コンテ」の作成について集中的に行うことにしてみました。その上で、作った絵コンテを動画ソフト上に並べ、セリフや効果音・BGMを加え、ビデオコンテまで作ることを目指します。

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今までは、アニメの作り方やソフトウェアの作り方のような技術を中心にワークショップを行ってきました。しかし、今回はカンボジアの学生に最も学んで欲しい、「企画・計画」をして、「整理」するというアニメーションで最も大切な経験して貰いと考えました。どうしても小手先だけの技術で満足してしまうカンボジアの若者にとっては、今までにない貴重なワークショップになったのではないかと思っています。

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とはいえ、丸一日のワークショップ。びっしり埋まった教室の中で学生たちは集中力を途切らせずにビデオコンテ作成をしてくれたのも、春日森監督の指導の賜物です!

最終的には、全チームがビデオコンテを作成して、上映会・公表会を行うことができました。

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今回、全4回のワークショップを通して、カンボジアの若者がアニメーションにとても興味が高いということを改めて感じました。そして、資源も伝統もないこの国にとって、こういった新しい技術が大きな可能性です!

カンボジアから世界へ発信していくアニメーションが増えていくと未来が楽しみです。

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