とはいえ、私は日本帰国中で不在。
打ち合わせから、日程の調整まで、SocialCompassメンバーにまる任せ。
しかし絵を描くワークショップだけではなく、出来立てほやほやの第二刷の『ありがとうえほん』も配布する。
JessyAnが講師。
そして、WhiteCanvasの受賞者でもあるアーティストのリム・クンティア(30)さんをスペシャル講師として、シェムリアップからお招きもする。
クンティアさんは、シェムリアップにある『小さな美術スクール』の先生でもある。子どもに『絵を描く』ことを教えさせたら、カンボジアno.1。
とても優しい先生だ。
そんなクンティア先生とJessyAnが講師を務め、SocialCompassのメンバーがアシスタント。
最強の布陣で、アートワークショップへ挑む。
お題は、SDGsをコンセプトにした『プノンペンの未来』。
まだまだゴミも多く、住みやすいとはいえないプノンペン。そんな、プノンペンに住んでいる子どもたちに、未来のプノンペンを描いてもらうことにした。
まさに、今のカンボジアの延長を感じさせるカラフルな大都会。
そして、花が咲き乱れる美しい町。
正直、現在のプノンペンには自然は多いとはいえない。
まさに、理想の未来。
こんな綺麗なお花畑を描いてくれたのは、どんな女の子かな?と、思っていたら、まさかの男の子。
カンボジアの最近の子どもは、なかなかロマンチック。
めちゃくちゃ素敵!!
そして、こちらも虹の橋を渡る動物と、黄色い空。
なかなかエキゾチックで、不思議な世界感のプノンペンを描いてくれる男の子も。
プノンペンが日本の街と大きな違いは、トゥクトゥクがたくさん走っているところ。アプリひとつで、トゥクトゥクが呼べるところが、日本より便利なところだ。
そんな、トゥクトゥクの楽園のプノンペンで、アヒル型や恐竜型のトゥクトゥクが走る未来!!
めちゃくちゃ素敵すぎる!!
そして、こちらはドラゴンや象がいるプノンペン。
ちなみに、私がカンボジアに住み出した10年前のプノンペンには、この絵と同じように川沿いには象が歩いていた。
未来のプノンペンには、象が復活しているだけではなく、ドラゴンも飛んでいるのかもしれない。
そして、最後にはプノンペンの恐ろしい未来。
まさかのキングギドラVSムートー。
ゴジラじゃないのは、やはり日本ではなく、カンボジアだからなのか?
こんな大怪獣が、未来のプノンペンの街で戦わないことを祈りたい。
想像以上に面白いものになった『プノンペンの未来』という課題。
やはり、子どもが考える想像の世界は、大人のイメージを遥かに超える。
現場に居れなかったことが残念で仕方がないが、JessyAnを始め、ソーシャルコンパスのメンバーだけで、ワークショップも仕切れるようになってくれた。
心強い。